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マンジャロってどんな薬?糖尿病の治療薬 GLP-1 製剤について解説

こんにちは、本通水田内科クリニック院長の水田 隆誠です。

今回は糖尿病の注射薬である「マンジャロ」について解説しました。

マンジャロは発売から1年が経ち、出荷調整も解除されたことから使用しやすくなっています (2024年6月現在)。

血糖値を下げる効果に加えて、体重減少も期待できるお薬です。

肥満は万病のもとであり、膝痛や腰痛の原因となるだけでなく、高血圧や心筋梗塞・脳卒中、大腸がんなどの悪性腫瘍に罹患するリスクが高いことが知られています。

糖尿病を治療中で、痩せたいと思っているのになかなか体重を落とせずに困っている方はお気軽にご相談ください。

目次
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マンジャロとは?

マンジャロ (一般名 チルゼパチド) は、世界初の GIP/GLP-1 受容体作動薬です。

従来の糖尿病治療薬*と比較すると、血糖値を下げる効果に加えて、体重を減少させる効果が特に高いことが特徴です

自己注射製剤となっており、週1回の皮下注射で手間が少ない注射薬です。

糖尿病の代表的な注射薬であるインスリンは、毎日1~4回/日の注射が必要なことを踏まえると、マンジャロの注射が簡便であることが納得いただけると思います。

*既存の GLP-1 受容体作動薬 (リベルサス・オゼンピック・ビクトーザ・トルリシティ)

 

GIP・GLP-1とは?

GIP・GLP-1 とは、小腸から分泌されるホルモン (体内の環境を調整する物質) です。

食事をとると小腸の細胞から GIP・GLP-1 が分泌され、血糖値と連動してインスリン分泌を促進させる作用があります。

 

GIP・GLP-1の作用

GIP・GLP-1 には、以下の作用があります。

●血糖値を下げる作用

●満腹中枢に作用して食欲を抑える作用

●胃の動きを抑えて満腹感を高める作用

マンジャロは GIP をベースに GLP-1 受容体にも結合するように改変されたペプチドであり、これらのデュアル作用により、少量の食事量で満腹感を得られます。

そのため無理なく食事量を減らすことができ、体重を減少させることができます。

マンジャロの使い方は?

マンジャロは皮下注射で投与する薬です。

効果が長く持続するため、注射は週1回で済みます。曜日を決めて注射します。

針は内蔵されているため針の付け替えは不要です。さらに製剤は使い切りタイプのため、準備や後片付けに手間がかかりません。

 

さらに詳しい使用方法については医師・薬剤師から丁寧に説明します。

 

マンジャロの副作用

上に記載したようにマンジャロには胃腸の動きを抑える作用があります。

そのため、胃の張った感じ (膨満感) や、食欲不振、吐き気などの胃腸症状がみられることがあります。

吐き気などの副作用が強い方では、食事量が多すぎる場合があります。その場合、1回の食事量を少なくすることで副作用が改善することがあります (目安は腹八分目) 。

また、揚げ物や脂質の多い食事は胃もたれなどマンジャロの副作用を悪化させてしまうため避けるようにしましょう。

副作用は投与開始時や増量時にみられやすいといわれています。

 

まずは医師にご相談ください

糖尿病の治療薬は近年ますます充実しており、患者さんに合わせた適切な治療が重要となっております。

本通水田内科クリニックでは糖尿病の診療を行っております。現在糖尿病を飲み薬のみで治療中で、マンジャロなどの新たな治療薬について詳しく知りたい方は当院にお気軽にご相談ください。

 

記事執筆者 本通水田内科クリニック院長 水田 隆誠
広島大学医学部医学科卒
「北海道/道東」内科専門研修修了
日本専門医機構認定 内科専門医 (2023年10月1日現在)

 

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