胃内視鏡 (胃カメラ) のご案内
左:当院で採用している経鼻内視鏡 右:一般的な経口内視鏡
【当院の内視鏡室】
本通水田内科クリニックでは、高画質な最新の内視鏡*を導入し、鉛筆よりも細い内視鏡による苦痛の少ない鼻からの胃カメラ検査を女性医師 (副院長 内視鏡専門医) が行います。
静脈麻酔 (鎮静剤/鎮痛剤) を使用した苦しくない内視鏡検査も実施可能です。
胃がんは日本人のがんによる死因第3位です**。
一方、胃がんを早期発見できれば10年生存率は95.1%と非常に高いことが報告されています***。
胃がんの早期発見には症状のない段階から胃カメラ検査を定期的に受けることが大切です。
こんな症状ありませんか?一つでも当てはまる方は胃カメラをご相談ください
●胃痛・胃もたれ・胃の不快感・胸やけ・のどの違和感・つかえ感など胃腸の症状のある方
●食欲不振、体重減少
●黒色便
●胃X線バリウム検査で異常を指摘された方
●アルコールをよく飲む方 (すぐ顔が赤くなる方)
●40歳以上で胃カメラを受けたことがない方
●過去に胃潰瘍・十二指腸潰瘍・ピロリ菌感染と言われたことがある方 (ピロリ除菌治療後も含む)
●血縁者にピロリ菌陽性または胃がんを患った方がいる方
●ピロリ菌の検査をご希望の方
など、どなたもお気軽にご相談ください。
このような不安をお持ちの方もまずはご相談ください
●以前に胃カメラがとてもつらく、しんどい思いをした方
●鼻から挿入した際に痛みがあった方
●口から挿入した際におえっとなった方
当院では、鎮静剤を使用して、ウトウトした状態で胃カメラを受けることができます。
また、最新*の細いカメラを採用しているため、「鼻から/口から」を患者さんのご希望で選んでいただくことができます。
患者さんお一人おひとりに合わせた適切な方法で胃カメラ検査を行い、安心して検査を受けていただくことができるよう配慮いたします。
胃カメラに不安をお持ちの方も、まずは一度お気軽にご来院ください。
*2024年4月現在
**2022年現在
***ステージⅠの場合/2016年発表 (国立がん研究センターHPより)
関連ページ
胃がんを早期発見するために大切なこと・胃カメラとバリウムのどちらがいい?
①検査予約
まずは外来の受診 (予約不要) をお願いします。医師の診察時に検査日時を相談します。
内服中のお薬がある方はお薬手帳を忘れずにお持ちください。
※空きがあれば最短で当日胃カメラ可能です (下記の条件を満たす方のみ) (発熱・のどの痛みなど感染症状のある方は、感染対策のため当日胃カメラをお断りさせていただくことがありますのでご了承ください)。
ただし予約の方を優先して行うため長時間お待たせしてしまう場合がございますので、事前にお電話でお問い合わせいただけますと幸いです。
●(午前カメラ) 前日夜21時までに夕食を消化の良い食べ物で済ませ、その後何も食べず、当日朝絶食で午前9時~11時の間に受診された場合
●(午後カメラ) 当日朝8時までに朝食を消化の良い食べ物で済ませ、その後何も食べず、当日15時~16時の間に受診された場合
②検査前日
夕食はうどん・おにぎり・おかゆ・具の少ないスープなど消化の良いものをとるようにし、21時までに済ませてください。
避けてほしい食べ物は、肉・脂質の多い食べ物・きのこ・豆・野菜・海藻・乳製品・キウイフルーツやイチゴなどの果物です。これらの食べ物は消化が悪く繊維が胃内に残ることがあります。
お水・お茶は夜間も摂取可能ですが、牛乳やジュースなど透明でない液体は検査に支障をきたしますので飲まないでください。
③検査当日
起床後~検査終了まで食事はできません。
お水・お茶など透明で色の薄い飲み物は検査1時間前まで摂取可能です。牛乳やジュースなど透明でない液体は飲まないでください。
糖尿病の薬・インスリンは検査当日の朝は服用・注射はしないでください。
血液サラサラの薬は医師の指示に従ってください。
④検査
オエッとなりにくく苦痛の少ない鼻からの検査をおすすめしていますが、口からの検査も可能です。ご希望に応じて行いますのでお気軽にご相談ください。
鼻・のどに局所麻酔を行い、検査を行います。
検査自体は通常5~10分で終わります。観察に加えて組織を採取する場合もあります。
⑤検査後
検査終了後すぐに医師から検査結果をご説明します。
「今回の内視鏡検査の結果説明」「次回の内視鏡検査をいつ受けたらよいか」「今後の生活で気をつけた方がよいこと」などをお話します。
局所麻酔を行っておりますので、検査後1時間は飲水・食事ができませんのでご注意ください。
検査直後の食事は刺激物や脂質の摂取は控えましょう。
組織の採取を行った場合は、当日は消化にやさしい食事を摂取し飲酒や刺激物の摂取は控えるようにお願いします。
鎮静 (静脈麻酔) で検査を受けた方は、当日は自転車や車の運転は絶対にしないでください (公共交通機関または付き添いの方の運転での来院をお願いいたします)。