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脂質異常症

脂質異常症とは?

脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロール (LDLコレステロール)・中性脂肪が高い状態や、善玉コレステロール (HDLコレステロール) が低い状態のことをいいます。

脂質異常症はなぜ治療が必要?

血液の中で余分な脂質は動脈の壁にはりつき、プラークとよばれる脂肪の塊をつくります。

これが進行すると動脈硬化となり血管がつまってしまい、心筋梗塞や脳梗塞といった病気を発症します。

心臓病や脳卒中は、60~70代以降になって突然発症するように思われる方も多いのではないでしょうか。しかしその原因となる動脈硬化は、実はそれよりももっと前の30~40代から徐々に進行しているのです。

水道管はある日急に破裂するのではなく、何十年かけて徐々に傷んでしまった結果破裂してしまいます。「動脈硬化」と「心臓病・脳卒中」の関係もこれと似ています。

血管を水道管に例えるのは適切ではないかもしれませんが、わかりやすくするためここではあえてこのように説明をさせていただきました。

そして大切なことは、心臓や脳の細胞は一度ダメージを受けてしまうと基本的に回復しない、ということです。

当院の脂質異常症治療

脂質異常症は心臓病に関係することも多いため、脂質異常症を指摘された方は、循環器内科の受診をおすすめします。当院では脂質異常症の血液検査・エコー検査による動脈硬化の評価・飲み薬による治療を行っています。

心臓病・動脈硬化のリスクファクターには脂質異常症の他に、糖尿病、高血圧、喫煙などがあります。

脂質異常症に加えて高血圧など他のリスクファクターを合併すると、動脈硬化のリスクが一層高まります。当院では「ただ顔を見るだけで薬を出して終わり」のような診察ではなく、毎回の診察で血圧測定や聴診を行い、必要に応じて心電図やエコー検査を行うなど、脂質異常症だけにとどまらない動脈硬化因子全般をきちんと評価し、心臓病をはじめとする合併症を予防するよう心がけています。症状のない早期の段階から脂質異常症をしっかりと治療し、将来の心臓病・脳卒中を未然に防ぎましょう。

脂質異常症は当院が最も力を入れている病気の一つです。

健康診断でコレステロールが高いといわれた方、以前治療を受けていたけれど忙しくて通院をやめてしまった方、動脈硬化の検査を希望される方、転勤で広島にやってきて新たにかかりつけ医をお探しの方など、どなたもご相談ください。

脂質異常症の治療を通して、働く世代の方々をはじめ、地域のみなさまの健康をサポートするお手伝いができれば幸いです。

予約不要で受診できますのでお気軽にご相談ください。

健康診断で「異常」「要精密検査」と指摘された方はこちら

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目次

脂質異常症の原因

いわゆる生活習慣病の一つとされ、揚げ物など油の多い食事や運動不足といった生活習慣の乱れが原因になると言われることが多いです。

特に中性脂肪は食事の影響が大きいため、食生活の改善・アルコールを控えるなどといった生活改善が重要です。

一方、コレステロールは遺伝体質による影響が大きいと考えられています。これは体内のコレステロールのうち大部分は体内で合成され、食事から吸収されるコレステロールは全体の1/3以下とされるためです。そのため、食事で改善しようとしても思うように下がらないことが多いです。

 

また家族内にコレステロールが高い人が多い家系の場合、家族性高コレステロール血症という病気が隠れていることがあります。

ご両親や祖父母、きょうだいにコレステロールが高い方はいらっしゃいませんか?

家族性高コレステロール血症の方は、心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患のリスクが特に高いとされているため、その早期診断がとても大切です。

LDLコレステロール値が180mg/dL以上の方は家族性高コレステロール血症の可能性があります。家族性高コレステロール血症ではアキレス腱に代表される腱に黄色腫というコレステロールの沈着がみられることが特徴です。

当院では脂質異常症の方の診察では必ずアキレス腱を診察し、家族性高コレステロール血症を早期診断するよう注力しています。

 

脂質異常症の症状

脂質異常症単独では自覚症状はほとんどありません。

しかし脂質異常症を放置すると体の中で動脈硬化が進行し、心筋梗塞・狭心症や脳梗塞といった病気を引き起こします。

心筋梗塞・狭心症を起こすと胸の痛みが、脳梗塞を起こすと手足や顔面の麻痺や構音障害(ろれつが回らない)といった症状がみられることが多いです。

また中性脂肪が高いと膵炎を起こすことがあります。

重大な病気を起こす前に脂質異常症を発見するためには血液検査が必要です。

脂質異常症の検査

血液検査でコレステロールや中性脂肪の値を確認します。

超音波 (エコー) 検査で、首の血管の動脈硬化を調べることができます (頸動脈超音波検査) 。首にゼリーをぬり超音波の機械を当てる検査です。

痛みや被ばくのない安全な検査ですので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

 

脂質異常症の治療

まずは生活習慣の改善を指導します。その効果に合わせて飲み薬の治療を開始します。

高コレステロール血症に対して使用される代表的な薬がスタチンです。

スタチンは体内のコレステロール合成を抑える薬です。

ランダム化比較試験のメタアナリシス*では、スタチンによって虚血性心疾患 (心筋梗塞・狭心症) のリスクは27%低下、脳卒中は22%低下、全死亡は14%低下するとされています。

*Taylor F, Huffman MD, Macedo AF, Moore THM, Burke M, Davey Smith G, Ward K, Ebrahim S, Gay HC. Statins for the primary prevention of cardiovascular disease. Cochrane Database of Systematic Reviews 2013, Issue 1. Art. No.: CD004816. DOI: 10.1002/14651858.CD004816.pub5.

また、心筋梗塞など動脈硬化性疾患を一度起こしたことのある方に対しては、再発を予防するために LDL コレステロールを 70mg/dL 未満にするよう内服治療を強化するとともに、必要に応じて注射薬による治療を専門医療機関に依頼します。

塩分は1日6g以下
野菜、果物、魚の積極的な摂取
肉の脂身、乳製品、卵黄を控え目にする

食事由来のコレステロールを減らすことで、血液中のコレステロールを低下させることができます。ただしコレステロールは体内で合成されるため、摂取量を減らすだけでは思うほど下がらない場合が多いです。その場合、コレステロールの合成を抑える飲み薬を検討します。

お酒を減らす(1日量でビール250~500mL以下、日本酒1/2~1合以下、焼酎1/4~1/2合弱、ウィスキー・ブランデーシングル1~2杯、ワイン1~2杯弱)

適量を超えた量の飲酒は、動脈硬化による病気のリスクを高めます。お酒の量はほどほどにし、休肝日を設けることをおすすめします。

肥満の人は体重を減らす(BMI 25以下を目標)

「メタボ」という言葉をご存じの方は多いと思います。これはメタボリックシンドロームという言葉の略称です。メタボリックシンドロームとは、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を進行させる様々な因子を複数持っている方のことを表す言葉です。血圧が高い、血糖値が高い、中性脂肪が高い/善玉コレステロールが低い、肥満といった要素で診断されます。肥満は万病の元です。これまで長い期間続けてきた食事内容や生活習慣を変えるのは容易なことではありません。生活習慣を変える第一歩として、まずは体重測定を毎日の習慣にすることをおすすめします。

1日30分以上のウォーキング
禁煙

たばこは動脈硬化を進行させ、心筋梗塞・脳梗塞を起こす危険性を高めます。脂質異常症の治療と合わせて禁煙することで、重大な病気を発症してしまうリスクを下げることが大切です。

脂質異常症の治療は何科を受診すればいい?

脂質異常症は一般的な内科医院で治療されるケースも多いですが、心筋梗塞など心臓に関わりの深い病気のため、特に循環器内科での治療をおすすめします。

当院は脂質異常症をはじめ、高血圧や心臓病に関連する疾患全般を診療しています。

予約不要で受診できますので、お気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者 本通水田内科クリニック院長 水田 隆誠
● 広島大学医学部医学科卒
● 難病指定医 (循環器内科)
● 北海道/道東 内科専門研修修了
● 日本専門医機構認定 内科専門医
● 身体障害者福祉法指定医 (心臓機能障害)

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