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風邪 (かぜ)

鼻やのどといった上気道とよばれる場所にウイルスが感染したものです。

鼻水、鼻づまり、のどの痛み・のどの違和感、咳、たん、声が枯れる、発熱、頭痛、体のだるさなどの症状がみられます。

風邪はこれらの症状がゆっくりとあらわれ、4,5日ほどで改善します。

基本的に自分の免疫力で回復しますが、風邪は万病の元というように十分な休養をとらないと気管支炎や肺炎を起こすことがあります。

当院ではつらい症状に対してお薬を処方し、症状を和らげる治療を行います。

目次

検査

新型コロナウイルスやインフルエンザを疑う場合は、鼻やのどを細い綿棒でこすって迅速診断を行うことがあります。

肺炎や気管支炎を疑う場合は、胸部レントゲン撮影を行うことがあります。

必要に応じて血液検査を行うこともあります。

 

治療

当院では症状に合ったお薬を処方し、症状を和らげる治療を行います。

体質に合わせた漢方薬による治療も可能です。

風邪の治療で最も大切なのは、こまめな水分補給・栄養を忘れずにとり、きちんと休養し十分な睡眠をとることです。

外出先でのマスクや外出後の手洗いといった感染予防も大切です。

 

風邪に抗生物質は有効?

感染症を引き起こす病原体は、生物学的特徴からウイルスと細菌に分けられます。抗生物質は細菌による感染症では有効ですが、ウイルスには無効です。ウイルスが原因となっている場合、抗生物質は効果がないばかりか、下痢など副作用のおそれがあるため処方しません。

診察の結果、ウイルスではなく細菌が原因である可能性が高いと判断したときには抗生物質を処方いたします。

 

風邪をひいた後、咳だけが残ることがあります

風邪が治っても咳の症状は数週間~1ヶ月程度残ることがあります。通常の風邪であれば、咳以外の症状が改善すれば咳が残っていても他の人へ感染させる心配はありません。しかし風邪が治っても咳が長引く場合には、咳喘息などの病気が疑われるため、一度医療機関を受診することをおすすめします。

長引く咳の原因は?近年増加している咳喘息について解説

 

記事執筆者 本通水田内科クリニック院長 水田 隆誠
広島大学医学部医学科卒
「北海道/道東」内科専門研修修了
日本専門医機構認定 内科専門医 (2023年10月1日現在)

 

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