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インフルエンザ

インフルエンザ

インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで引き起こされる感染症です。

通常の風邪よりも発症が急激で、症状が強いのが特徴です。

ご高齢の方や心臓や肺に持病がある方は重症化する可能性があるため、風邪と区別して診断する必要があります。

目次

インフルエンザの症状

通常の風邪よりも高い発熱 (38℃以上) 、寒気、頭痛、筋肉痛、関節痛といった全身の症状があらわれます。通常の風邪と同じように、咳、のどの痛み、鼻水などもみられます。

風邪の症状はゆっくりと出現してくるのに対し、インフルエンザは急激に症状が現れます。

ご高齢の方や免疫力の低下した方では、二次性に肺炎を起こすこともあります。

小さなお子様や未成年者では、インフルエンザにかかると、急に走り出す、部屋から飛び出そうとするなどの異常行動を起こすことがあります。インフルエンザと診断されてから少なくとも2日間は、お子様を一人にしない配慮が必要です。

 

インフルエンザの検査

鼻に細い綿棒を入れて検査します。10分~15分で結果が出ます。

まわりの流行状況や病状の経過から、医師の判断で検査を行わずにインフルエンザと診断する場合もございます。

症状からではインフルエンザとコロナウイルスを見分けることは難しいです。そのためコロナウイルスの検査と合わせて実施することがあります。

 

インフルエンザの治療

治療薬は、飲み薬と吸入薬があります。ご希望に応じて処方いたしますので、ご相談ください。

熱を下げるお薬 (解熱薬) は、インフルエンザにも安心して使用できるタイプのものを処方いたします。

風邪と同じようにインフルエンザの治療で最も大切なのは、安静にして十分な休養と睡眠を確保することです。また、脱水を防ぐためにこまめに水分を摂取しましょう。

風邪の症状は通常4~5日ほどで症状が改善しますが、インフルエンザの場合、回復まで通常1週間ほどかかることが多いです。

感染予防の観点から、学校保健安全法では「発症(=発熱)した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」は自宅療養することになっています。

自宅療養中に呼吸が苦しかったり、意識状態がおかしいなど明らかに具合が悪いときは早めに医療機関を受診してください。

 

インフルエンザの予防

外出後の手洗い、適度な湿度を保つ、バランスのとれた食事、十分な睡眠をとるなど、これらの対策が効果的です。

予防接種 (ワクチン) も非常に大切です。

インフルエンザワクチンによる発症予防効果は60%程度、重症化予防効果は80%程度とされています1)

特に高齢者、妊婦、肺や心臓に持病がある方、糖尿病の方などには、インフルエンザワクチンの接種が推奨されています。

ワクチンの効果が表れるのは、接種後 2週間ほど経ってからとされています。

インフルエンザは12月~3月に流行するため、10~11月にワクチンを接種するのがおすすめです。

ご用意できるワクチン数には限りがございますので、接種をご希望の方はお問い合わせください。

予防接種についてはこちらをご覧ください。

また治療薬の予防投与 (自費) もございます。ご希望の方はお尋ねください。

1) 厚生労働省HP 「インフルエンザQ&A」https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html (2024年3月2日閲覧)

記事執筆者 本通水田内科クリニック院長 水田 隆誠
広島大学医学部医学科卒
「北海道/道東」内科専門研修修了
日本専門医機構認定 内科専門医 (2023年10月1日現在)

 

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