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高血圧の薬は一生飲む必要がある?高血圧の治療について解説

こんにちは、本通水田内科クリニック院長の水田 隆誠です。

タイトルの「高血圧の薬は一生飲む必要がある?」というのは、患者さんからよくいただくご質問です。

今回はその疑問について、高血圧の治療のポイントを交えて解説しました。

読んでくださった方にとってこの記事が少しでも役立つ情報となれば幸いです。

目次

お薬以外で血圧を下げる方法

高血圧は生活習慣病とよばれるように、生活習慣を改善することで血圧を下げることができます。

具体的には以下のようなポイントがあります。

塩分は1日6g未満
野菜、果物、魚の積極的な摂取
肥満の人は体重を減らす(BMI 25以下)
お酒を減らす(1日量でビール250~500mL以下、日本酒1/2~1合以下、焼酎1/4~1/2合弱、ウィスキー・ブランデーダブル0.5~1杯、ワイン1~2杯弱)
1日30分以上のウォーキング
禁煙

 

後述の研究解説で詳しく述べますが、これらの生活改善にしっかりと取り組むことで血圧を正常な状態に維持することが可能です。

 

高血圧のお薬を飲む意味とは?

上で述べたように高血圧の原因は生活習慣です。

生活習慣を改善することが高血圧治療において最も重要であることは間違いありません。

しかしそれには大変な苦労と時間がかかります。

血圧が高いということは、常に心臓や血管に負担がかかっている状態が続いているということです。

その状態が5年10年と長く続くと、心臓病や脳卒中の危険が高まります。

心臓の気持ちになって考えると、血圧が高い状態をできるだけはやく改善してほしいということになります。

そこで安全かつ素早く効果的に血圧を良い状態に保つ方法として、高血圧のお薬を飲むことが大切となります。

まずはお薬を使って血圧を正常な状態にして心臓や血管への負担を軽くします。

そのうえで生活習慣改善にしっかり取り組むことで、お薬の減量・中止を目指していく、というのが血圧治療の道筋となります。

 

血圧の薬をやめることができるのはどんな人?

では血圧の薬は一生飲み続けなければならないのでしょうか?

高血圧でお薬を飲んでいる人の中には、血圧の薬をやめることができる人もいます。

実際の医学研究を1つご紹介します。

高血圧に関する研究1)によると、血圧の薬をやめても正常な血圧を維持できた人の特徴には以下のものがあります。

・治療前の高血圧の程度が軽い人

・血圧を正常にするために必要とした降圧薬の種類・用量が少ない人

・体重コントロールと塩分制限に積極的な人

1)Nelson M,et al:A systematic review of predictors of maintenance of normotension after withdrawal of antihypertensive drugs. Am J Hypertension 2001;14:98 -105.

治療開始前の血圧が140-150/90-100 mmHgの人では、しっかりと食生活を見直し、体重を適正体重に落とすことで、血圧の薬を飲まなくても正常な血圧を維持することができる可能性があります。

一方、治療開始前の血圧が150/100 mmHg以上であったり、なかなか塩分制限を守ることができなかったり、運動不足で体重を減量できない人では、血圧の薬を飲まずに正常な血圧を維持することは、残念ながら困難なことが多いのも事実です。

 

高血圧の治療は循環器内科にご相談ください

本通水田内科クリニックでは、生活習慣のアドバイスを第一に行いつつ、血圧の薬を適切に使用しながら、将来の心臓病・脳卒中を予防することに力を入れています。

薬だけに頼ることなく、生活習慣改善をサポートする姿勢を忘れず、患者さんと二人三脚で治療に取り組みます。

ご希望の患者さんには管理栄養士による食事のアドバイスも受けていただくことができます。

また血圧治療では、心臓への影響を定期的にチェックすることも大切です。

当院は循環器内科として心臓の精密検査も行っております。

予約不要で受診できますので、高血圧の治療についてのご相談はいつでもお気軽にお越しください。

 

記事執筆者 本通水田内科クリニック院長 水田 隆誠
広島大学医学部医学科卒
「北海道/道東」内科専門研修修了
日本専門医機構認定 内科専門医 (2023年10月1日現在)

 

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